パパらしかれ。

娘の送り迎えで保育園に行くと、先生や周りのママさん方から「〇〇ちゃんパパ」と呼ばれる。

決して、「まっちゃん」などと愛称で呼ばれることはない。

そして、まだ呼ばれ慣れてないからなのか、違和感いっぱい。


だが、若い保母さんに、「〇〇ちゃんパパ、おはようございまーす」なんて言われた日には、朝から元気100倍アンパンマンだ。
今日も1日、頑張れる気がする。

これが楽しみで娘の送り迎えに行くようにさえ思える。


しかし、実は娘を保育園に預けて会社に行く時、僕は本当に悲しい。

何でこんな幼い娘を預けて会社になんて行かなきゃいけないんだ、と心の中で叫ぶ。
バイバーイと手を降っても、娘はまだ状況が理解できないからか泣くことはなく、笑顔で手をパタパタさせる。
娘とお別れする悲しい気持ちと、保母さんからの「〇〇ちゃんパパ行ってらっしゃーい」の言葉で、喜んでしまう気持ちが複雑に混ざりあう。

僕よ、〇〇ちゃんパパらしかれ。