ミニマリストとマキシマリスト

終末の休暇を利用して、郊外の大型ショッピングセンターに行った。

休みの日くらいは家族サービスが大事よね、と嫁の大号令が出たからだ。

 

むしろ休みの日くらいは休ませてよ、なんて言えない。僕の貴重なお小遣いが、さらに減額される可能性がある。触らぬ神に祟りなし。

 

コストコ、イケア、ニトリとハシゴした。
ハシゴするのは平日の夜だけで十分なのに。

 

コストコでは、車の掃除に使えそうなほど丈夫なキッチンペーパーと、ロール数が化け物のようなトイレットペーパー、鼻が曲がりそうな匂いのする外国製洗剤を購入。
小売りしていないので、どれも大量購入。

 

イケアでは娘が喜ぶから、とカラフルなプラスチック皿とコップを大量購入。
馬鹿げている、娘はまだ乳児だぞ。こんなカラフルな色使いで僕は目がチカチカする。


ニトリでは今年はたくさん本を読む予定だから、と本棚を2つ購入。馬鹿げている、うちに積ん読が何冊あると思っているんだ。

 

こうして、家にまたストックの山が出来上がる。 

それなのに、僕の日用品は靴下一足許されない。必要最低限の物しか持たない方が良いと言うのだ。馬鹿げている、靴下はサラリーマンの必要経費だ。

 

ミニマリストとマキシマリスト。
その実態は表裏一体なのかもしれない。